ヘリテージの実測で柱間寸法がまちまちなので、どの寸法が正しいのだろうと思っていたら、
先日の講習で関西の建物は畳寸法で決まるとの講義内容だった。
今まで柱芯寸法は決まった寸法の倍率だと思っていたのが、基本的な間違いだとわかった。
例えば1畳6尺3寸=1910㎜→半畳は955㎜
150角柱の8帖の柱芯寸法は 955*4+150=3970
150角柱の6帖の柱芯寸法は 955*3+150=3015
のような寸法になる。
210角の大黒柱がある場合、普通は板間などの取合いにあるから畳側の柱面に合わせる
ここの図面ではE通の大黒柱は30㎜寄せている。
そして実測する所は鴨居や長押などの付いている箇所。
ようするに畳はどの家へ持って行ってもピッタリと合うということである。
余談話で、どの家の畳も同じ寸法なので畳堤と言って、洪水の時には畳を川の堤の溝に嵌めて対処するという堤防もあるらしい。