60も過ぎると時間に余裕のある友人が増えてきた。
旅行となると、皆 建築関係だから必然的に建物を見るのが主になる。
そんなことから、「星のや軽井沢」に行ってきた。
ここは小さな建物にフロントがあり、そこから車で1kほど奥へ案内して頂く。
敷地に入っていくと、棚田のような水の流れと建物が釣合い変化し、期待感が盛り上がってくる。
これだけ豊富な水を庭園に使えるのだと感心する。
とにかく、ランドスケープが上手いの一言である。
コテージの入口は池になっていてアルミの飛石を渡って行くようになっていた。
非日常性からの脱却・・・旅館はこれぐらいの意外性があると面白い。
床は地盤や池の水位に近づけるためかタイル貼り。
冬 床暖房が効いて気持ち良さそうだ。
建物には女性らしさと
贅沢さと落着き感など伝わってくる。
設計は東利恵さん あの東孝光さんの娘さんらしい。
普通は帰ってくるとすぐ現実の生活に戻るが
この旅館はまだ余韻が残っている。