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杉の家3 塀と涼風

生活をするということ、適度に外部から見られないことが落ち着いた空間となる。
また、小さい空間でもウッドデッキが開放感と部屋の広がりをもたらします。
そんなことからここでは、内外からの見え方で塀の高さを何回調整したことだろう。
塀の高さや板間隔、少しの違いで大きく変わる。
大工さんにその場で板間隔を指示したり、立ったり、畳に座ったり、寝転がったり外から見たり。
こういう時、他の仕事は手付かずでこの現場にへばりついていた。
そして工務店で良かったとつくづく思う。これが設計事務所だったら早く決めろと怒られて妥協してしまうのだろう。
でも悪い癖がついて現場での進行具合で決定することが多くなってしまった。
経営者失格である。

冬、山を見て日向ぼっこ。時間がゆっくり過ぎていきます。
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夏、この家の敷地の夜風は西風である。
プランを作るのに一番念頭においたのは、涼風取入れである。
当初外部については、塀に回転戸を何箇所も付けて西からの涼風を取入れとしたが、住まい手はそんな面倒なことしないのでないかと、写真のような塀にした。
ただ、コンクリート打放しの壁を斜めにして、涼風がコンクリート壁に当たりサッシュを介して部屋のなかに入ってくるような意図だけは残した。
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また内部については、西日を避けるため西面は壁ばかりにしている。
そして和室の出窓の地窓は正面に壁、地窓の両妻に窓をつけて風の入口としている。
2階の西面は細い巾の開き戸を2ヶ所つけている。
当社は西日対策と涼風取入れを積極的に取り組んでいる。
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by zawawam | 2005-09-05 10:36 | 杉の家
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