午前中に、洲本市の豪邸を見せて頂きに行ってきた。
敷地は880坪、昭和初期の建物である。
この建物を解体して宅地分譲の計画があるので今回建築士会で見学会を開催していただいた。
地元の人も殆ど知られていない豪邸。
玄関アプローチを入っていく。
横の綺麗な塀櫛引左官仕上げを見ると、益々期待感でワクワクしてくる。
庭も正面が洲本城を頂きに三熊山を借景にした池泉と枯山水とを組合したような昭和初期の庭園で、よく手入れがされていた。
いつも豪邸を見ると色々な意匠や工夫がされていて面白い。
何のためかよく判らないが、廊下の中に小扉のついた開き戸がある。
障子桟下の納まり。
三木の小河邸もそうだが、日本全国、豪邸の維持が難しい時代だ。
価値のありそうなものは固定資産税や維持費などの問題で無くなっていく。
プレハブ住宅化されたものだけが、日本の風景になっていく。