2005年 08月 16日 ( 1 )

版築

何気なく、ここ法隆寺の塀を見ると、下の方に横引きの線が目立つ。
近くによって塀の上の方をよく見ると木目がくっきり出ていることに驚かされる。
もしかして、これが何とか・・・・・?????なかなか名称が浮かんでこない。
帰り際、やっと頭の隅から探し出して版築という名称が浮かんできた。

版築なるもの、両側に型枠をあて土、石灰、ニガリなど混ぜて突き固めて上がってくる工法である。約5-6cm毎に固めていくため表面に横線となって現れている。
ここ法隆寺の塀は下部が風雨にさらされ横線の凹凸が目立つが上部の方は板の木目がはっきりと残っている。
国宝の法隆寺では簡単に手入れが出来ないと思うのに、このように長年の年月過ぎたのに木目がハッキリと残っていることに驚きを感じ、また不思議に思う。
さながら、現代のコンクリート打放し工法である。
じっと見ていると、色々の疑問が湧き上がってくる。
木目があると言う事は施工精度が良いこと、それにしても良く真直ぐと通っている。
古代の施工現場を見てみたい誘惑に駆られる。
ほんとうに、歴史はおもしろい。
e0042581_1328784.jpg風雨に荒らされて下部に版築の線が現れている。

e0042581_13451116.jpg上部に木目の跡(版築の表面)がハッキリ残っている
by zawawam | 2005-08-16 13:33 | ざわわ日記