カテゴリ:建築技術( 15 )

天井冷房 その1

今朝の目覚めは気分爽快!
昨夜は涼しくて久し振りに熟睡できた。
蒸し暑い夜ばかりで、寝つけなくて目覚めも不愉快そのものが続いた。
そんなことから、個人個人の体調などと関係なく、室内温熱環境がやはり大事だと思わされてしまった。
エアコンは最新のはどうか分からないが、気分爽快な睡眠をとるのにはまだ技術的に不可能ではと察する。

以前から思っていたことであるが、冬は床暖房、夏は天井冷房などどうであろうか。
床暖房は技術的に完成されているが、天井冷房は探してもこれと言った技術が見当たらない。
一般の天井冷房の考え方は天井裏に冷水配管をして冷やす方法がある。
この場合は結露処理水がなかなかクリアー出来なくて問題の多いシステムであり、日本のように高温多湿のところは除湿対策が頭の痛い問題でもある。

熱処理にも顕熱処理と潜熱処理がある。
顕熱処理は温度を下げるだけで低エネルギーで簡単に出来るが、潜熱処理すなわち除湿をしようとすると高エネルギーを要すると言うことだ。
そんなことで、素人考えの天井冷房を考えてみた。・・・・・続く

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我家の流し前
透かしで涼しく
瓦静海波
by zawawam | 2005-08-24 13:26 | 建築技術

クールチューブ(その3)

下図は淡路市郡家のアメダスデーターの土中温度です。
深度が深くなるほどその地点の年間平均温度に近づきます。
深さ-1.0mでは8月末に22.8℃、 深さ-2.0mでは9月20.4℃の土中最高温度を示しています。このようなこと考慮してクールチューブを設置しています。

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しかし今後、クールチューブを採用するなら(その1)で示したような欠点があり、下記のようなことが必要と思われます。
1、 自然勾配で結露水を排出できるようにすること。
2、 外気取入れは北側など涼しいところから
3、 外気からの取入れでなく、室内の空気を循環して使用する。循環をすることによって、温度を下げる機能より湿度を下げる機能(クールチューブで結露することによる除湿)が利用できる。
4、 吹出口は狭い空間だと温度が下がり高湿度になるが、大きな空間の空気とまぜて湿度が上がらないようにする。
5、 土中温度があまり上がらないようにする為、クールチューブ周辺は水位の高いところが有利(1と矛盾しますが)

また、50cmほどの深さでも25℃ほどの地中温度が期待できます。
仮に浅く埋設した管の上に散水をすると地表の気化熱で埋設管が冷やされるのを期待できるかもしれません。
私は研究者でもないので大きな欠点があるかと思いますが、このような低エネルギーの利用を色々考えるのも楽しいことでないでしょうか。
by zawawam | 2005-08-19 19:05 | 建築技術

クールチュ-ブ(その2)

変わったこと新しいこと始めるのには、失敗・試行錯誤 がつきものです。
我が家を実験台に少しでも新しいアイデアを取入れられたら楽しいし、愛着の家造りが出来るのでは、そんなこと思いながらやっています。とりあえず、下のデーターを参考に見てください。

(その1)では先に問題点を書いたが、クールチューブのデーター(温度・湿度)変化を下図から読み取ってください。
20:00~6:00がクールチューブのファンONの時間帯です。
緑色はクールチューブ取出口
赤色はクールチューブ取入口
青色は外気温
黒色は室内
灰色は天井際
黄色は床下

下図は湿度分布 クリックで拡大します。 
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下図は温度分布
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・ 赤線取入口の温度が高くなりすぎは擁壁ブロックの熱の影響、また取入口の温度が低くなるのは温湿ロガーの設置位置が悪く、結露水が影響している。
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・ 取出口の湿度は相対湿度が100%になっている。
・ クールチューブの取出口では、外気が27~30度でも24.5度の温度変化の安定した空気を確保できる。

次の(その3)では、方向性を。
by zawawam | 2005-08-13 10:11 | 建築技術

計測と体感

私は温度湿度などよく計測している。
計測することが面白い。
そのような実測データーから色々のことが見えてくる。
ある時は雨漏り云々が結露が原因であったり、湿気がどんなものか少しは解かってきたような気がする。

しかし、いつも思うのであるが、実際の室温が体感ではよくわからない。
理論的には「(放射熱+室温)/2=体感温度」 「風速0.1m/sで体感温度0.9℃下がります。」とも言われているが、計測しても自分自身の感覚がいつもわからない。
これからは、放射熱までの距離や湿度や風速などなど実測重ねて少しでも見極められるようになりたいと思っている。
室温をあまり上下しなくても、体感温度を少しでも快適な方向にもって行くのも 省エネの一つの考え方であろう。

そんなわが社の計測道具の一部がこちらです。
e0042581_13455637.jpg温湿ロガー 
温度湿度随意の間隔で計測記録できる。
数個のロガーで温湿度を比較検討できる。

e0042581_13462357.jpg風速風温計 
風速と温度を計測できる。


e0042581_13475749.jpg温度計
被写体の表面温度を計測できる。 
by zawawam | 2005-08-12 14:08 | 建築技術

クールチューブ(その1)

我が家では増築の時にクールチューブを実験的に設置している。
動き出した時は、夜中に起きだして温湿度を測ったりして一喜一憂していた。
このシステムは200Φの塩ビパイプを2mの深さで15m以上埋設して、階段下の物入れに吹出口を付けている。

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上の概念図と違うところは、敷地が南側に傾斜しているため、南に吸込口をつけて結露水の自然排水出来るようにしている。
問題点
1、 南側に吸込口を付けたので南で暖められた空気を吸い込むので負荷が高い。
2、 小さな物置空間への吹出口では、その空間の温度が低くなるため湿度が高くなる。
3、 クールチューブのエネルギー量では大きな室内空間を冷やすのは不可能である。
4、 クールチューブ周辺の土壌温度がすぐに上がってしまう。
色々考えて理論的にはOKであると思ったのだが、上記のような欠点が目立つものになってしまった。
しかし、理系の私にとってデーターをとったり、面白さこの上なく充分楽しむことができた。
by zawawam | 2005-08-11 08:53 | 建築技術