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災害

アメリカのハリケーンで風速70m/sの風は想像がつきかねる。
高層建物の窓ガラス軒並みに割れているのがTVで放映されていた。

昨年の台風18号と23号の被害が甦ってくるような思いである。
18号の風、洲本では45m/sの風が吹いた。
当社でも60件ほどの修繕依頼あり、夜電話で老夫婦の「シャッター壊れそう」の悲鳴の電話の声が甦ってくる。
23号の雨、自分自身、雨が怖いと思ったのはこれが初めてであった。
道路か池か田か判らないほどの泥水の流れと、車の進む前後での崖崩れ通行止め。
しかし、この雨台風は修繕依頼が0であったのが意外であった。
今年は台風がそれること、祈るだけの人間の無力さである。

地震、風、雨、と十分すぎるような怖さを体験するとは思ってもみなかった。
災害は忘れたころにやって来る。

今回のハリケーンの報道を見ると、すぐ自分の建ててきた建物、あの建物はどうだろうかと順番に品定め検討してしまう。
家づくりにも細心の注意を払おうと、また決意する。
by zawawam | 2005-08-31 09:55 | ざわわ日記

杉の家3  地域に馴染む住まい

その土地の美味しいものと言って探しても駅前では見つかるものでない。
どの駅を降りてもみな同じ!
高度成長期から日本の各地は地域性が無くなってきた。
かろうじて観光地と称するところで地域特有のものが残っている。

住宅においても顕著に現れ、プレハブメーカーの住宅とそれに追いすがる一般工務店のサイディングの貼った建物群が一般的な風景となってきた。
所々に南欧風とかシンプルモダンな建物が自己主張して建っている。

そう言った事から、私も商売である限り世間の流れに流された建物も数多く建ててきた。
でも周辺の風景に馴染む建物をと言う意思も働いている。
当初はOMソーラーは淡路のいぶし瓦の家に似合わないなと思ったり、金属屋根に抵抗感を持ったり、OM集熱の横を無理やり瓦葺にしたり試行錯誤したものだ。
今は、必然性の伴ったデザインが一番と素直なデザインになっていると思う。

下記の写真はそういった意思の働いた家です。
ある人の感想、 「この土地に よく似合っているわ。」の言葉に感激!
綺麗といった言葉より、周辺に馴染んでいることの方が私としては嬉しい。

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by zawawam | 2005-08-29 08:45 | 杉の家

22日目の工務店ブログ

今日はブログ毎日書いて22日目、パソコンの前に座ってみる。・・・・・・
打つべき言葉がなかなか浮かんでこないものだ。
第三者が読むことを念頭に書くことはかなりの緊張を強いられるものである。
昔は文書を書くのに何時間掛かったことだろう。書き終わっても一字一字気になって何回も書き直していたものだ。
また、文書のつたなさをごまかす為に難しい言葉を意図的に使ってみたり。
今回このブログ書くことにおいて、やさしく短くを主においてみた。
書くと言うことが漠然とした建築などの思いを明瞭な考えにまとめられ、また短くすることで頭の隅に整理されて箇条書きに並べられて行く感じがする。
決してよくない頭でも積み重ねの練習で文書力と思考力を伸ばせたらと思っています。
でも、かなりエネルギーを使います。
そろそろ、この工務店ブログ月・水・金の3日とします。
よろしくお願いします。

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外部便所の手洗い
by zawawam | 2005-08-26 17:09 | ざわわ日記

天井冷房 その2

昨日の続き、難しく考えずにエアコンを使ってのシステム
天井裏に空調をかけて温度を下げるのと同時に除湿をする。
天井表面はモイスなど透湿係数の低い天井材を使って、室内から天井裏への湿気の移動と天井表面の温度低下による輻射冷房とする。

天井裏空間を27℃ほどに仮設定すると結露の心配をしなくても良い。
天井表面が27℃では暑いのではと思われるかも分かりませんが、(輻射熱+気温)/2=体感温度となるのでかなり凌げる温度となると思います。

ほんとうに、天井際の上澄みの熱い空気層に対する処置だけ上手くいけば天井輻射冷房で快適性が確保できるのではと思ってみたり、そして冬深夜電力の給湯設備・夏はエコアイス、他にPS(輻射式冷房)など使えたらとマンダラ模様に考えてみたり、支離滅裂ですね。

出来るだけ低エネルギーで快適性を確保できるのでしたら理想ですが、このこと一般の建物で実験できません。
余裕ができたら当社事務所で天井冷房を是非やってみたいと思っています。

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夏、
我家の夕涼み場所
15年の歳月を経て
by zawawam | 2005-08-25 18:15 | 建築技術

天井冷房 その1

今朝の目覚めは気分爽快!
昨夜は涼しくて久し振りに熟睡できた。
蒸し暑い夜ばかりで、寝つけなくて目覚めも不愉快そのものが続いた。
そんなことから、個人個人の体調などと関係なく、室内温熱環境がやはり大事だと思わされてしまった。
エアコンは最新のはどうか分からないが、気分爽快な睡眠をとるのにはまだ技術的に不可能ではと察する。

以前から思っていたことであるが、冬は床暖房、夏は天井冷房などどうであろうか。
床暖房は技術的に完成されているが、天井冷房は探してもこれと言った技術が見当たらない。
一般の天井冷房の考え方は天井裏に冷水配管をして冷やす方法がある。
この場合は結露処理水がなかなかクリアー出来なくて問題の多いシステムであり、日本のように高温多湿のところは除湿対策が頭の痛い問題でもある。

熱処理にも顕熱処理と潜熱処理がある。
顕熱処理は温度を下げるだけで低エネルギーで簡単に出来るが、潜熱処理すなわち除湿をしようとすると高エネルギーを要すると言うことだ。
そんなことで、素人考えの天井冷房を考えてみた。・・・・・続く

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我家の流し前
透かしで涼しく
瓦静海波
by zawawam | 2005-08-24 13:26 | 建築技術

ヘルスコートとヘルスコ・キュアー

最近、炭パワーなどと言われ、マスコミなどでよく取り上げられている。
多くを説明しなくてもTV・インターネットなどで情報があふれているのでよくご存知であると思うが、炭の効能は、消臭・調湿・電磁波のカット・遠赤外線効果などがあげられる。

当社も遅ればせながら、7月から炭製品を取入れることになった。
ヘルスコートと言って塗る木炭である。
簡単に原液のまま塗布でき下地に対する密着性もかなり良く扱いやすい商品でもある。
そのヘルスコートの上に、ペンキ・通気性クロス・和紙などを貼って仕上げとなる。
しかし、ヘルスコートのままの塗り仕上げでも落ち着いた黒色であり硬さも良く仕上げに十分使える。
一例として玄関の下駄箱内に部分的に塗ってみると臭いも消え、工夫次第で面白く使える素材です。

また、ヘルスコ・キュアーと言う製品、防蟻防腐用液状炭がある。
一般に白蟻対策の薬は毒性があり健康に留意する人には躊躇するところである。
この製品は無害であり、調湿・悪臭の消臭分解をしてくれる。
リフォームでも施工可能であるし、5年間の損害保険を付けることが出来て安心な製品でもある。

私は以前から、黒色を内装に使ってみたかった。
住宅では黒色を使うのは勇気がいる。
漠然と黒を使うのでなく、今回から使う意味が伴った黒色の使用は建物に息吹きをもたらすものと期待している。
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行司工務店2階  ICAS体感ルーム
by zawawam | 2005-08-23 10:23 | 炭と建築

逆算した家

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足の弱いおばあさんが
ディサービスへ行く日、
車道まで100メートルほどの距離を
おじいさんの背に乗って行く。
90歳が90歳を背にのせて・・・・・
すごいの一言。

参考  文写真
「 家と人」10号
横澤隆雄 (リヴァープレス社)




黙々と生活の厳しさと、
いたわりが伝わってきます。
いい写真です。



昔は、大家族の暮らしが前提の大きな田舎の住まいであった。
若い家族が老人をささえて生活するスタイルでなりたっていた。
今全国的に、若い人は都会で就職をし、老夫婦だけ取り残された生活が、現実である。
マスコミでも介護問題などが頻繁に取り上げられ老人福祉の政策が徐々に充実されてきたが、基本的には個々の家族構成や住まいの質が一番大切なことである。

広い家に高齢者が一人住まい。
このことは、明日はわが身と受け止めてみる。
本当の家造りとは、その時のデザインや個室造りだけでなく、すなわち老後の孤独や最悪の状態から逆算した家づくりが必要であると、この本の編集長 加藤氏は言う。

8/3の行司工務店HP 
by zawawam | 2005-08-22 18:15 | ざわわ日記

手水舎

尾崎八幡神社の手水舎(設計 ㈱黒田建築設計事務所)完成しました。
棟梁は藤田大さんです。
宮大工の修行してきたが、最近は一般建築ばかりしていた藤田さん。
堂社の仕事ご無沙汰していたから、小さくてもこの仕事の完成に喜びひとしお。
「楽しかった。」と言う感想何回も聞きました。
仕事とはプライドを持って、楽しく出来てこそ良い仕事。
私たちはそのような仕事を主にしていきたいと思う。


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by zawawam | 2005-08-21 09:27 | ざわわ日記

からまつ 自然素材

落 葉 樹
  からまつの林を過ぎて、
  からまつをしみじみと見き。
  からまつはさびしかりけり。
  たびゆくはさびしかりけり。

  からまつの林を出でて、
  からまつの林に入りぬ。
  からまつの林に入りて、
  また細く道はつづけり。

  中略・・・・・・・・・

  世の中よ、あはれなりけり。
  常なれどうれしかりけり。
  山川に山がはの音、
  からまつにからまつのかぜ

北原白秋の詩である。

信州など旅行すると山林で目立つのは唐松ばかり。
そして、信州と言うとすぐこの詩が浮かんでしまう。
しかし、全文は覚えていないし、都合の良いように間違って覚えてしまっている。
詩とはそういうものであろうが、口当たりの良い詩であり、叙情感が良い。

その唐松、最近建築材に使われだした。
今までは、ネジレやヤニなどの問題であまり使われなかった材である。
最近、脱脂乾燥技術の開発により赤身の美しい内装材として使われるようになったし、構造材としても使われだしている。

そう言うことから、当社もよく唐松の無垢床板を使う。
節が大きいが赤身の部分と対比して美しい模様となっている。
節の無い板は汚れや傷が良く目立つ。
毎日の生活では一々気にしていたら大変であるが、この唐松だと、そのような汚れ・傷が目立たないし、経年変化にともなって愛着のある床板になってくる。

家と言うものは、汚れ傷がつくのが当たり前である。
いつまでも建てたままの状態維持は無理なことである。
新建材の汚れ方はキタナイ汚れ方。自然素材の汚れ方は味のある汚れ方。
私はそのように捉えている。
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机は吉野杉・床板が唐松の上リボス塗
by zawawam | 2005-08-20 08:52 | ざわわ日記

クールチューブ(その3)

下図は淡路市郡家のアメダスデーターの土中温度です。
深度が深くなるほどその地点の年間平均温度に近づきます。
深さ-1.0mでは8月末に22.8℃、 深さ-2.0mでは9月20.4℃の土中最高温度を示しています。このようなこと考慮してクールチューブを設置しています。

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しかし今後、クールチューブを採用するなら(その1)で示したような欠点があり、下記のようなことが必要と思われます。
1、 自然勾配で結露水を排出できるようにすること。
2、 外気取入れは北側など涼しいところから
3、 外気からの取入れでなく、室内の空気を循環して使用する。循環をすることによって、温度を下げる機能より湿度を下げる機能(クールチューブで結露することによる除湿)が利用できる。
4、 吹出口は狭い空間だと温度が下がり高湿度になるが、大きな空間の空気とまぜて湿度が上がらないようにする。
5、 土中温度があまり上がらないようにする為、クールチューブ周辺は水位の高いところが有利(1と矛盾しますが)

また、50cmほどの深さでも25℃ほどの地中温度が期待できます。
仮に浅く埋設した管の上に散水をすると地表の気化熱で埋設管が冷やされるのを期待できるかもしれません。
私は研究者でもないので大きな欠点があるかと思いますが、このような低エネルギーの利用を色々考えるのも楽しいことでないでしょうか。
by zawawam | 2005-08-19 19:05 | 建築技術