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唐松の家 ダントータイルと民平焼

全景の写真だと何とも思わないのだが、一枚一枚アップにするとデザインの良さが伝わってくる。普段見過ごしていることなど観点を変えて紹介する。
物事の紹介とはこう言うものだと実感。
美術品でなくタイルと言う生活の一部、こんなことが文化だと思う。

賛 淡路島文化

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江戸後期に淡路で賀集珉平が始めた珉平焼は花器や茶器などに広く名声を博した。
その珉平焼を継承したのが今日のダントータイルである。

この写真のタイルは創業初期に生産されたタイルで、凹凸のある模様、感嘆するような鮮やかな色使い、まるで美術品のようなタイルです。

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下写真は、玄関へのアプローチ
マサ土とセメントとまぜたソイルアプローチに埋設

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by zawawam | 2005-09-30 08:08 | 唐松の家

唐松の家 ダントータイル

県の方、ホームページのことでお見えですよ!」
新しい仕事の話?とルン・ルン♪♪気分で階下に降りていったら、 
頂いた名刺は埋蔵文化財調査事務所○○さん、名刺の背景図柄に何となく見覚えのあるタイルが印刷されていた。

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このタイルは以前、唐松の家で既存建物にあったのを再利用。
それをホームページに掲載したのがお目に留まって是非現物を見たいとのことでした。
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「昔でもこんなに綺麗なタイル出来るの」と思ってはいたが、そんなに貴重価値があるとは思ってもいなかった。
玄関の土間やアプローチに埋め込んだりして再利用、 価値が判っている方から見るとかなり勿体ない使い方をしたみたい。
本来であると、ガラスケースの中に大事に陳列されているところであろう。
日本では殆ど存在しなくて海外で時々見つけられるらしいとのこと、知らぬが仏、は強いと思ってしまった。
早速、もう一度訪問して、タイルに敬意をもって1枚1枚写真を撮らしていただいた。
ここには、全部で10種類ほどの模様のタイルがあります。

次回 残写真掲載

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建物見学の時、
皆さん
私の設計建物より
このタイルに感激
by zawawam | 2005-09-28 08:10 | 唐松の家

杉の家3 再利用

あんまり いい石臼でもない。
捨てようかな、 どうしようかな、 とも思ってみた。
でも でも、蹲に再利用すると素朴感がでていい感じ。

さざんか梅雨のなか
蹲に信州カラマツの
木の輪切り浮かべて
起風と焼印を押してみた。


と詩的な感覚になるのが また不思議。
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「これ、捨てないで使ってよ」 とお施主さん。
指 差したのは、前の建物解体時に残ったたくさんの延石。
古い延石は表面がガタガタで加工すると新しいのを買うより高くつきそう。
完成ギリギリまで使途、思い浮かばなく、最後の最後まで宿題が残ってしまった。
でも、物事は諦めず執念で。
よく歩くところは危ないので、あまり歩かないところに無理やり使ってみる。
凹凸はそんなに違和感無く写真のような趣のある感じで納まった。

既製品を使ったどこにでもある家は愛着のない家になってしまう。
再利用した昔の物は、新建材に無い思いが宿っている。
そうしたことの積みかさねが、他人に自慢の出来る我家になる。 
まずは成功!
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by zawawam | 2005-09-26 08:06 | 杉の家

杉の家3 こだわり2

夏、
外部にコンクリートなど熱容量の大きいものを使っているところは、日が陰っても蓄熱した熱が徐々に放熱して外部温度がなかなか下がらない。
金属板など熱容量の小さいものは日が陰ると外気温と同じに下がっていく。

冬、
家の中でコンクリートなど使うと、昼の暖かい熱を蓄えて夜放熱することにより温度変化をゆっくりと急に寒くならない。
そんなことから、家は外部では熱容量の小さいもの内部では熱容量の大きいものが理想である。


この家では写真右のように一部にコンクリート壁を使っている。そして異種構造になるので構造体とは縁切しています。
このコンクリート壁、温熱環境において微々たるものであるが、私の理念として作ってみた。

また、正面茶色の部分は襖紙を貼った和室との間仕切りハンガー戸、普段は壁のようにイザと言うときだけの用途です。
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下写真は3枚引戸、普段は建具がどこに収納しているのか判らないように右の押入れに引込んで隠しています。
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また、その押入れ片開戸(写真右)も漆喰の色に合わせての塗装で壁感覚です。
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by zawawam | 2005-09-23 07:26 | 杉の家

杉の家3 こだわり1


おもしろディテール
屋根母屋のアルミ小口板が雰囲気をかなり引き締めてくれる。
本当に小さなことでどうでも良いことだが、薄い板で曲げ加工するとシャープさが出なくて野暮ったさが出る。このアルミのほど良い厚さのシャープさが良い。
設計屋さんがディテール云々とうるさく言うのもその人の譲れない感性からくる。
こんなことが施工屋さんから見ると胡散臭い所でもあり、敬遠するところであろう。
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この納まりはオーベルジュ土佐山や梼原の室内プールを設計された細木建築設研究所のアトリエの屋根梁ディテールを真似てみた。
オーベルジュ土佐山を見るまで細木茂さんの名前も全然知らなかったのだが、その建物見て感激、少しでも足元に及ぶようになりたいものと思うようになってしまった。

本当に自分自身で考えた物ってほんの少し、借り物、寄集めの集大成みたいな私である。
そして色々なものを少しでも消化してバランスが取れたらとも思っている。



軒天 製材所に頼んで作った別注の杉のリブ板貼、自分で柿渋塗りました。
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2階書斎兼ホール
左手摺と机上前は物が落ちないように強化ガラス入れています。
写真左側の床は格子です。
この机の天板は杉熱圧延
机に座ると正面に山が綺麗に見えて癒してくれます。
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by zawawam | 2005-09-21 07:30 | 杉の家

免停30日

アッ!!! 
勝ち誇ったように警官が飛び出してきた。
23キロオーバーである。
スピード違反取締まるためだけの40キロ制限と言いたくなるような、両側が田と海だけの見通しの良い一直線。
バカ、バカ、バカ、・・・・・と自分に向かって何回つぶやいたことだろう。

運転免許試験場での講習会場、天気と同じ鬱陶しい気分と気恥ずかしさ、廻りを見わたすと皆さん真面目そうな人ばかり。
暴走族風な人など一人もいない、そんな人はネズミ捕りの情報など周知で、その事だけ考えて運転しているのだろう。

当初は運が悪かったと自分自身に納得させてきたが、1ヶ月はかなりこたえた。
それも明日で終わりである。
刑事コロンボの口癖ではないが、呼称が嫁さん から上さんになりそして神さんになって、送り迎えをして戴いて頭が上がらなくなってしまった。
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by zawawam | 2005-09-19 07:20 | ざわわ日記

仲秋の名月

いつもであると、十五夜なんか頭の隅にも出てこない。
ブログ始めると日記風であるから、暦や季節感に敏感になる。
明後日の18日は仲秋の名月
昔はススキと団子でお供えしていた憶えもあるが、最近はそんな風習もすたれてしまった。
ただ、観月宴など優美な名称に心をくすぐられ、お酒への思いが出てくる。

調べてみると、十五夜以前は月の名称はあまり無いが、十五夜以降は次のような趣のある名称が多いのには驚く。
十五夜の翌日は月がためらいながら出てくるから十六夜月
十七夜はまだかまだかと立って見るから立待月
十八夜は立っていると疲れるので座って待つから居待月
十九夜はは座って待っていても出てこないので寝て待つから寝待月
二十夜は夜が更けたころ出てくるから更待月。 

など、名月の名残を惜しんで、また消えてゆく美しいものに対しての無常観の表現がこのような思いの名称となっているのではと思う。
一寸、気取って言ってみると、麗しい日本人の美意識である。
殺伐とした現代、少しだけでもこんな言葉使ってみたら和みがでるのでは、
言葉は 言霊 、魂が宿っている。

建築に関して月と言うと、新月の伐採木が言われている。
最初は何を言っているのだろうと思っていたが、多方面からそう言ったお話を聞くと本当に、本当らしい。
引力の問題とか要因は専門家の見解を読んでいただくとして、新月に伐採された木はカビ、腐食、害虫に強く、割れ、狂いが生じにくいと言われている。

秋の澄んだ空気の中、美しい仲秋の名月を見て地球の不思議を思ってみよう。
今日は満月に次いで美しい十三夜月である。  ♪♪・・・・・・・

月 月 月 The Moon Age Calendar

by zawawam | 2005-09-16 07:25 | ざわわ日記

野の花工房(淡路市)

陶芸と草木染めの小さな工房、野の花工房である。
当社が2年前に工事させて頂いた建物(設計は建部設計)。
予算が足りなくても、決して屋根緑化を外さなかった環境問題に造詣の深いご夫婦です。
あの台風23号に廻りが荒れ果て流されていても、無事にと言う 祈りが存在するかのようにこの工房だけは無事でした。
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ここは淡路島の瀬戸内海を見下ろせる位置。
人は霞を食べて生きていけないけど、景色と空気を食べて元気を養う。 ということ実感できる場所です。
そんな素敵な野の花工房のご夫婦、展覧会など開催し活発な活動をされています。
ガス釜を設置した工房でオカリナ製作や草木染などの体験が出来る工房です。
ご連絡は野の花工房 からどうぞ。

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そして 屋上緑化について少し説明。
植物があると涼しいのは、
① 影を作る
② 葉などに太陽熱を蓄えない
③ 植物の葉などから水分が蒸発して気化熱で温度を下げる。
の3点かと思います。

この野の花工房の屋上緑化はセダムです。
屋上緑化のこのセダムはサボテンの一種で屋根の上で水が無くても耐えられます
しかし、一般的には誤解されていると思いますが、サボテンですので気化熱は期待できません。ただ、①②の機能と見た目の緑の安らぎ効果があると思います。

私たちはそのような創造の一端をお手伝いできたことが一つの喜びです。
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上写真は、近くのラベンダー畑から香りの館パルッシェ(当社 施工)を見る。
by zawawam | 2005-09-14 07:25 | ざわわ日記

伊勢神宮のような住宅

彩都見学後はホテルでフォーラム。
その最後の対談で「住宅建築」編集長の植久直人氏のお話が一番興味深かった。

住宅雑誌のプロが広瀬鎌二氏設計の既存住宅の印象を語っている。
1959年に平屋の46㎡の住まいを建設、その後改修をして住み続けてこられた物件である。
その住宅が数十年間、別の設計者によって改修されてきた。そして広瀬氏ならこうするであろうと言うコンセプトで改修されてきたし、住まい手も当初の設計者の意図を考えながら住まわれ続けられてきたと言うことである。
そして、植久氏は現在住まわれているこの建物について、ウーンと唸りながら、
 「伊勢神宮のような・・・」という感想を ぽつり。

長い年月の生活感が染み付いているのが常識的と思っていたので、その言葉が私の感性に突き刺さる。
帰宅早速、インターネットで調べてみた。住宅のリノベーション
普通は安易に増築してしまうところであるが、面積もそのまま、清楚な生活、数十年経ってもイメージを維持してきたことなどに、住まい手の住むことに対する強い意志を感じる。
収納に対しても、設計で懇切丁寧に収納を作ることの必然性が問われる。
住宅について考えさせられるお話であった。


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by zawawam | 2005-09-12 07:24 | ざわわ日記

フォーラムと見学

大阪のケイジェイワークスさん本社機能とモデルハウス・ギャラリーそして中島工務店さんモデルハウスが箕面市彩都の同一敷地内に建てられてきた。
そして、10/7にオープンに先がけフォーラムと見学会に招待され参加させていただいた。

OM工務店のなかでも有名工務店であるから、参加者350人とさすがに顔の広さがわかる。
両社とも、なかなかの力作であったし、プレハブメーカーに無い本当の無垢材を使っての建物、自然素材の野暮ったさを完全に消して、うまく材の使いまわしをされていた。
見ごたえのある木の家である。
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中島工務店さんのモデルハウスで浴室用コルクタイル発見
カットサンプルとカタログはよく見るが実際の施工現場を見るのは初めて、歩き心地は良いがいざ使用するとなると未知数、やはりコワイ、使われた感想を聞いてみたいものだ。
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by zawawam | 2005-09-09 16:42 | ざわわ日記